古代から世界各地の人々の身近に存在し、神話や伝説にも登場する烏。 「悪」や「不吉の象徴」として見られる一方、 「太陽の化身」や吉兆をもたらす「神の使い」 霊鳥として信仰の対象にもなっている。 圧倒的な存在感を放つ、その漆黒の姿には いにしえから人を惹き付ける特別な何かがある。 神秘性を持ちながら、 都市環境にも適応し、人間と共生する身近な烏。 人々が烏に抱く特別な何かを、光と影、現実と虚構の間に探してみた。