蒼穹の下、深淵にたたずむ3,776.12メートルの富士の頂。 永遠と刹那、静寂と喧騒の間で無限の光景を纏う。 纏うは数多の表情と艶。 澄んだ空に青く輝き、赤く燃える薄明、純白の冷たい静寂、漆黒を貫く一閃の光芒。 それらは永遠の物語か、一瞬の詩か。 富士を前に問い続ける。 富士は言葉ではなく、その存在そのもので語りかけてくる。 ただそれを受け止め、自らの内なる世界を彷徨う。 それは一つの冒険。未知との対話、自己との再会でもある。 答えの断片をつかむかのように、言葉にできない情景、 説明できない引力、触れることの出来ない抽象的な美しさ、 その感情の全てを光と影の瞬間にとじこめていく。 それぞれの瞬間が、永遠の中で結びつくように。 我々を見つめ続ける巨大な生命、富士。 古の時代から未来へと、絶え間なく時を超えて語りかける。 その存在は、高さの数値以上の意味を持つ。 3,776.12それはただの高さではなく、 生命、時間、歴史、そして物質と精神の交差点を示す象徴である。 あなたの心の中に、新しい富士の風景が刻まれることを願って。
期間:2024年1月18日(木)〜4月20日(土) 会場:ライカプロフェッショナルストア東京(東京都中央区銀座6-4-1 東海道銀座ビル2階) Tel.03-6215-7074 | 11:00-19:00 | 日・月曜定休 | 入場無料